+CLOVER+ あとがき集

各話の解説や裏話など、あとがき的なものが置かれています。花言葉はキャラクターに一番合うものを選びました。ネタバレありなので、先に本編を読んでから見ることをお勧めします。

1.プロローグ / 2.花はしどいの恋人 / 3.砂漠の戦姫



1.はじまりの章 『プロローグ』

青年と少女が主人公。ずっと書きたかった組み合わせだったりします。
舞台は二つの種族があり、長い間戦争が続いている大陸。けれど、その戦争自体はあまり大きく関わってこないと思います。メインはあくまで二人の旅。はじまりの章は、タイトルのどおり二人がその旅を始めるまでのお話です。
『+CLOVER+』は、ほかの小説よりもちょっと硬めで静かな文章を目指しています。だからすごく気を使ってしまって書きにくいのなんの…。話に出てくる人名や国名等の名前は、すべて植物から拝借しました。統一するのが好きなんです。
次回から二人の旅が始まります。どうか温かく見守ってくださいませ。
(2004-11-26)

【アスター/aster】
「思い出・追憶」

【クローバー/clover】
「幸福・約束・私を想ってください」



2.ガルトニアの章 『花はしどいの恋人』

今回は、ロゼアとオーツという二つの種族について少し触れてみました。それから戦争の理由についても。これについてはまた別の話の中で詳しく書くつもりです。
さて、肝心の内容の方ですが…く、暗い? ほのぼのと見せかけて、だいぶ暗い話になってしまいました。『+CLOVER+』はほのぼのシリアス路線でいこうと思っているので、今後もこんな雰囲気の話が多くなってしまうと思われます。でもあまり後味の悪い感じにはしたくないのですが…。
ちなみに、リラとライラックは同じ花の名前です。リラはフランス語で、ライラックは英語。そしてその和名が「ムラサキハシドイ」で、別名「ハナハシドイ」ともいいます。タイトルはそこからいただきました。
(2005-01-10)


  【ライラック/lilac】
  「愛の芽生え・若き日の思い出」
  なんだかピッタリでびっくりです。



3.リアトリスの章 『砂漠の戦姫』

今回のテーマは二面性…かなぁ。お姫様らしくないお姫様・セフィアーナは強くてかっこいい女の子だけど、その代わり弱い面もある。アスターにも優しさと冷酷さが、世界にも綺麗なものと汚いものが。そんな感じであります。
アスターは決してお人よしではなくて、物事を選んで行動に移す人。よくいえば慎重、悪くいえば損得ずく。元軍人というのもあるかもしれませんが。でもクローバーのことはなによりも最優先なのです(笑)
今回はそんなに暗くなかった、かな? でも後半、ちょっと急ぎ足になってしまって反省。長くなりすぎていろいろカットしたら、逆に説明不足になってしまいました。毎回四話で終わらせようとこだわってるのがいけないんでしょうね。でも起承転結で綺麗にまとめたいのですよ!(実際綺麗にまとまっているのかどうかはさて置き)
(2005-07-18)

  【ゴッドセフィアーナ/godseffiana】
  「秘めたる思い」 姫だけに…。

  【ラグラス/lagurus】
  「私を信じてください」 猫じゃらしのような花です。


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