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年の始めのパソドブレ 後編



 それは一見すると、ごく普通の黒い長財布だった。実際、ごく普通の長財布なのである。……ある人いわく、「今はもう」。
「…どうやらおおもとはこれだったようですね」
 ある人こと石蕗さんは、そう言って凝視していた長財布をテーブルの上に戻した。
 ところ変わって、ここは二階の事務所。応接ブースに三人集まり、卓上の財布を見下ろしている。「なにか預かったもの」と言われ、心当たりのあった先生が提示したものがこれだった。
「昨日預かったんだよ。依頼としてね」
 先生の話によると、クライアントはこの長財布の持ち主で、旅行土産にひとからもらって以来、立て続けに災難に襲われていたらしい。あまりに気味が悪く、ましてや新年早々、不幸なめに遭うなど縁起でもないため、高橋探偵事務所にお祓いを依頼したのだった。
「それで、お祓いはしたんですか?」
「ううん。確かになにか憑いているようだったけど、まだ正体が掴めなかったから、しばらく様子を見ようと思ったんだけど……」
 その「正体の掴めないもの」が、依代を長財布から先生に変えたということなのだろう。つまり財布に憑いていたものとは、あの黒い牛だったのだ。ここへ来る途中に事務所のドアを開けたとき、なにかが横を通り抜けていった気がした原因はこれだったのか、と今頃になって合点がいく。
 でもなぜ財布に牛の霊が? うし年だから? ……そんな馬鹿な。
 ――しかし。
「…牛革で作られていますね」
 淡々と告げられた石蕗さんの言葉もまた、そんな馬鹿な、と言わずにはいられないものだった。さらに先生が追い討ちをかける。
「そういえば、スペイン土産にもらったって話だったような」
 牛革+スペイン=……?
「あの牛の正体は闘牛の霊だったって言いたいんですか!?」
 そんな馬鹿な! と心の中で叫ぶ。しかし探偵&秘書コンビは顔を見合わせたのち、至極真面目な議題であるかのように先生が発問した。
「闘牛って牛革として使われるの?」
「…どうでしょう。仮に闘牛の革でなかったとしても、牛には違いありません。同属の霊や怨念を宿らせていたとしても不思議はないでしょう」
 むしろ“闘牛の霊”という存在をナチュラルに受け入れているあなたがたが不思議です。
 げんなりしている私に、「アニミズムだよ碧乃君」と先生。なるほど、命あるものないもの、万物にはみな魂が宿っているのだから、どんな霊が現れたとしてもおかしくはない、ということなのですね。まして牛ともなれば、国によっては神にも等しい神聖な動物。牛の神様がいるならば牛の幽霊もいて当然なのだろうそうなのだろう。
 ということで、あの黒い牛の正体は、異国はスペインの闘技場で雄々しくその命を散らせた闘牛の魂、でした! 残念ながら正解者はなし!
 ……それにしても、あの暴れっぷりからして、よほどの未練や恨みがあったのだろう。そしてそれをひと突きで倒した先生。腕のいい闘牛士は、向かってくる巨体の闘牛を一撃で沈めるという。あのときの先生はまさにそれだった。
「でもなんでナイフなんですか……」
 繰り返すがレストランでハンバーグを食べるときとかに使う食卓用ナイフである。全身ブランド物でかっちり決めたのに、足元は草履でした、みたいなそんなずっこけ具合だ。
「台所なんだから、せめて包丁とかアイスピックとか、なにかほかのものがあったでしょうに」
「いや、ほら、僕キッチン立ち入り禁止だから、どこに何があるのか知らなくってさ。とりあえず刺さればいいやと思って、一番最初に目に付いたものを、ね。それにあれ、本物の銀なんだよ?」
 先生お得意の笑ってごまかす。まあ、刺さりそうだからといって、菜箸やごぼうをチョイスしなかっただけよしとしよう。
 でもあの『しらへび』は少しもったいなかった気もする。流行りに便乗したご当地ゆるキャラのグッズにしては、本格的な日本酒で、値段もそれなりにするものだったはずだ。大きな音を立てて牛の気を引くだけならば、わざわざ酒瓶を割らずとも別の方法があったように思える。
 ついついもったいない精神がうずいてしまう私に、先生は小さく苦笑した。
「あれはね、なんていうかまあ……消毒代わりかな」
「消毒? ナイフをアルコール消毒ですか? 牛の霊に対して雑菌の配慮を?」
「そういう物理的な殺菌じゃなくて、穢れを落とすっていう意味のね」
 そりゃまあ、純銀製とはいえ、しょせんは単なるカトラリーだし? 霊験あらたかな神刀のごとく、悪霊をばっさばっさと斬り払うなんて不可能だとは思うけれど?
 ……ついでに言うと、ただの飲用清酒にひたしたところで穢れが落ちるとも思えないけれど! せめて純米酒ならともかくとして!
「…日本酒には違いありませんから」
 と、鶴の一声。私は何も言えなくなる。
 石蕗さんの言葉はいつも正しい。けれどこのふたりにはときどき常識が通じない。
「――でも! これだけは突っ込ませてください! ……牛って、別に赤い色に興奮するわけじゃないですよね?」
 聞き飽きた薀蓄かもしれないがそうなのだ。
 そもそも牛は、色を判別することができない。闘牛は赤い色に反応しているわけではなく、ひらひら揺れる布の動きに危険を感じて興奮しているのである。だからあの黒い牛も、私の赤いコートに反応していたわけではなかったはずだ。あのときは非常事態に重ね、ほかでもない石蕗さんの発言だったこともあり、言葉どおりに受け取ってしまったけれど。
 でも、あの黒い牛が投げたコートに反応したことも事実だ。生身の牛とは違い、霊になると色を識別できるようになるのだろうか。
「そんなことはないと思うけど……」
 ねえ石蕗? と先生が同意を求める。石蕗さんは静かにうなずくと、解説を加えた。
「…あのとき周囲にあったものの中で、芹川さんの着ていたコートが一番、牛にとって危険を感じさせる動きをしていたのでしょう」
 確かに、ひらひら揺れ動くものといえば、私のコートくらいしかなかった。
 なるほど、と納得する私と先生だったが、石蕗さんはほんの少しためらうように、「…あるいは」と言葉を続けた。
「…依代にしたものの感情が移っていたのかもしれませんね」
 あの黒い牛が依代にしたもの。私の知る限りでは、長財布と先生のふたつだけだ。まさか財布に感情はないだろうから、ここでは先生のことを言っているのだと思うけれど――
「僕の感情が? それでなんで碧乃君のコートに反応するんだよ」
 当の本人にはまったく身に覚えがない様子だった。
「…あの牛に憑かれたときから、所長は芹川さんのコートに異常な反応を示していました。おそらく、憑依されたことにより、感情の一部が肥大化して露出したのでしょう」
「感情の一部? どんな?」
「…コートがとても似合っていることを褒めたい気持ち。もしくは赤いコートを着た芹川さんへの昂る感情」
「んな……ッ!」
「…ご存知でしたか。赤い色に興奮するのはむしろ人間のほうなんですよ」
 わなわなと震えだす先生。対する石蕗さんは、表情こそふだんと変わらぬ無表情だけれど、その口調はからかいの色を含んでどこか楽しげに聞こえる。めずらしく饒舌なのがその証拠だ。
「…本能のままに生きる動物に憑依され、抑圧していた感情が爆発したとしてもしかたありません。ただ、所長はもう少し理性のあるかただと思っていました。本能に打ち勝ち、自力で憑依を解かれると信じていたのですが。私が助けに入らなければ、今頃、刑法177条に抵触していたことでしょう」
 ちなみに刑法117条とは……えー、各自六法全書を引いていただきたい。
 というか石蕗さん、やっぱりことの一部始終を見ていたんですね。
「…よくない予感がしたんです。実家からの帰りを一日早く切り上げて正解でした」
 責めたところで秘書殿はまるで悪びれのないご様子。
 まあ、事実けっこう真面目に貞操の危機ではあったわけだし、石蕗さんの助けには感謝の言葉しかないんだけどさ。
「その、お礼が遅くなってすみません。さっきはありがとうございました」
「…いえ。お取り込み中にお邪魔してしまったのではないかと不安だったのですが」
「変な気を遣わないでください!」
 そんなことを憂う暇があったら、先生が取り憑かれていることに気づいた時点で助けていただきたかった……。
 本気で言っているのか、それとも彼流のジョークなのか、石蕗さんは顔色ひとつ変えず、さて、とでも言うかのように仕切りなおした。
「…これで依頼は完了しましたね。初仕事、お疲れさまでした。私は上の片付けに戻らせていただきます」
 ごゆっくり、と石蕗さんは深々と一礼して事務所を去っていった。
 ……初仕事、石蕗さんひとりで解決してしまったようなものなんだけど。
「でも片付けって言っても、床を掃いたところでどうにかなるレベルじゃないですよね、あれ」
 キッチンの惨状を回想する。それこそ業者に頼んでいっそリフォームしてもらったほうが早い気さえする状態だった。しかし石蕗さんのことだ。一時間後、三階の自宅に戻ってみると、在りし日の姿と寸分たがわぬピカピカのキッチンがそこにはあるのかもしれない。
「どんな魔法使いだよあいつは……」
 その弱々しいツッコミは、私の右隣から発せられた。目を向けると、そこには真っ白に燃え尽きたポーズでソファーに沈んでいる先生がいた。憑依による暴走というおのれの失態に加え、石蕗さんの冷ややかな皮肉がよほどこたえているようだ。先ほどから小さな声でしきりに「最低だ…」「最悪だ…」とつぶやいている。湿っぽいったらありゃしない。
「済んだことを悔やんでもしかたないですよ。新しい年の始まりなんですから、いやなことは忘れましょう! 私も忘れますから」
 ていうか忘れたい!
 先生の異常な言動もそうだが、それ以上に自分のリアクションをだ。さすがにあの動揺ぶりは恥ずかしいというか、情けないというか、悔しいというか……。思い出すとクッションに顔をうずめて奇声を上げながら床を転げまわりたくなる、そんな感じだ。だからもう忘れる。むしろもう忘れた!
「……うん。そうする」
 先生は自分に言い聞かせるようにそう言ってうなずくと、ようやくソファーから腰を上げた。それから私のほうを向き、
「でもこれだけは言わせて。……ごめん」
「なっ、なんのことです? 私はもう忘れましたって言ったじゃないですかっ」
「うん、ありがとう。碧乃君のその懐の広さにはものすごく感謝してるんだけど、でも、あれだけは忘れようにも現物があるからさ……」
 あれ? と首をかしげる私に、先生は申し訳なさそうに一言告げる。
「コート」
「あ」
 そうだった。確かに先生の蛮行をいくら記憶から抹消しても、あの赤いコートだけは無言の証人として存在しているのだ。それはもう無残な姿で。まるで高速道路になぜかよく落ちている軍手のようにズタボロになった姿で。
 ……でも、正直に言うと、今となってはたいした未練など残っていなかった。
「気にしないでください。買ったばかりでそんなに愛着もありませんでしたし。それに、ちょっと派手すぎたかなーって、買ったの後悔してたくらいなんですから」
 たぶん、この先タンスの肥やしになるのがオチだっただろう。そう考えると、限りあるクローゼットのスペースを無駄に埋めることなく済んで逆に助かったかもしれない。ただ、一度袖を通しただけで服としての役目をまっとうしてしまったコートには、さすがに申し訳ない気持ちが否めないけれど……。
 と、思いはしたものの口には出さなかったのに、察せられてしまったのだろうか。先生はまだ謝り足りなさそうな顔でこちらを見ている。
 多少は先生にも責任があるかもしれないけれど、実際にコートをボロボロにしたのはあの牛なんだけどなあ。……ま、こういう真面目で誠実なトコが、先生の長所だってことはよくわかってる。
 私がこっそり笑みを漏らすと、突然、先生が思い立ったように言った。
「やっぱり僕の気が済まない」
 やけにきっぱり言いきったその言葉に、私はほんとにいいですって、と返そうとするのだが、それを阻むように先生は私の手首を掴んで歩きだした。ふだんの先生らしからぬずかずかとした荒い足取りで、事務所を出て、さらに階段を下りてゆく。なまじコンパスが違うものだから、引っ張られながら歩く私は危うく階段を踏み外してしまいそうになる。
「わっ、と、と……! 先生? どこ行くんですか?」
 というかどこ連れていかれるんですか私。
「弁償させて。同じものは無理かもしれないけど、代わりのコートを買わせて。それで許してもらえないかな」
「許すも何も……私、全然怒ってませんよ? そこまでされると逆にこっちが申し訳ないくらいです」
「じゃあ弁償じゃなくて、僕からのお年玉ってことにしよう。どこで買ったの?」
「……澤目のシカクイです」
 この間、先生は一度もこちらを振り返らず。妙な早口と早足で、駐車場に到着してしまった。そして私は有無を言わせず、そこに停められていたシルバールポGTIの助手席に乗せられる。
 バタン、とやや乱暴に運転席のドアが閉められ、エンジンがかかる。けれどすぐには発進せず、しばらくして暖房が効きはじめるが、それでも車は動きだそうとしない。ちらりと右隣をうかがうと、運転手はステアリングに覆いかぶさるようにうなだれていた。伏せた顔の下から、深いため息がひとつ。声をかけるのをためらっていると、先生はその姿勢のまま独り言のようにつぶやいた。
「当たってたのかもしれない」
「……なにがですか?」
「石蕗の説」
 というと、先生が黒い牛に取り憑かれた際の、異常な言動の原因? 確か石蕗さんいわく、赤いコートを着た私への……
「!!」
 私は思わず両腕をクロスさせて防御姿勢をとり、さっと運転席から身を引いた。……もちろん冗談だけど。しかし先生の目にはそうは映らなかったらしく、顔を上げるとあわてて両手を振って弁解を始めた。
「違う違う! 昂る感情がどうとかっていうのじゃなくて!」
「じゃなくて?」
「……その、あの赤いコート、すごく似合ってるなって思ったのは、本当だよ」
 ――先生は。
 努めて平静を装っているのだろうけれど、その顔は、やっぱりちょっとだけ赤かった。でも、目をそらさずに全部言いきったあたり、前よりずいぶん成長している。
 私はというと、
「…………………………ありがとうございます」
 だいぶ長い沈黙のあと、小声でそれだけ返すのが精一杯だった。
 そしてふたたび沈黙。お互いフロントガラスの向こうを見つめたまま、なんとなく気恥ずかしい無言の時が流れる。いたたまれなくなって、私は口を開いた。
「……今、あの牛に取り憑かれてませんよね?」
 虚をつかれたように先生が目を丸くする。
 しまった、さすがに失礼な発言だっただろうか、と口元を押さえても時すでに遅し。けれど、こちらを向いた先生の顔に浮かんでいたのは、どこか困ったような笑みだった。その笑みが、いつものへらり笑いとは少しだけ違う穏やかな表情に変わると、先生は言った。
「本心だよ」


 ――と、ここできれいにまとまった気もするけれど、後日談を少し。といっても、ほんの数十分後の話だけど。
 ようやく走りだしたルポGTIは、一路澤目駅前のデパートを目指す。初売りセールの人波に先生が耐えられますか〜? なんてお約束の冷やかしをしたりして、いつもの調子が戻ってきた頃、赤信号で車が停止した。ふと会話が途切れ、話題を変えるには絶好のタイミングだった。
「……あ、今幽霊が通り過ぎましたね」
「え? 天使じゃないの?」
「そうとも言いますけど。先生ってばロマンチック〜」
 まずはワンクッション。そして本題へ。
「……コート、似合ってたのなら最初に見たとき言ってくれればよかったのに」
 ぽつりと、できるだけ嫌味に聞こえないように言ったつもりだったけれど、それでも先生は痛いところをつかれたように顔をこわばらせた。それから言い訳をする子供のような調子でぼやく。
「言ったら言ったで、明日の天気を気にするくらい驚くだけでしょ?」
「そりゃふだんそんなこと言わない人が、ある日突然言うんだから、驚きもしますよ」
「言わないんじゃなくて、言えないの。なかなか難しいんだって」
「そうですかあ? でも楓ちゃんにはよく言ってるじゃないですか。その服似合うねかわいいねーって。なる子ちゃんにも、そのリボン似合ってるねって言ってましたし」
 すると先生は、なぜだかこちらをにらむような目つきで見た。
「それは相手が違うから比較対象にはならないよ」
 口調も若干ぶっきらぼうだ。もしや怒らせてしまった? でもその表情は、怒りというよりも、どこかじれったそうにも見える。
「じゃあどういうのが比較対象になるんです?」
 たずねると、先生はほんの少しだけ考え込んでから言った。
「……ケーキが好きとか、猫が好きとか、そういうのは簡単に言えるでしょ?」
「言えますね」
「そういうこと」
「は?」
 私はきょとんとして、それはもうまぬけな表情になっていたことだろう。
 そりゃケーキが好きだとか、猫が好きだとかは簡単に言えますけど。それでなんで私に対して「似合ってるね」となかなか言えないことになるんだ? ケーキやら猫やらが、楓ちゃんとなる子ちゃんに相当する? じゃあ私は?
「??? それはわかりやすいたとえなんですか?」
 疑問符を飛び散らせながら首をかしげると、先生はこれ以上ないほどの醜態をさらしてしまったかのように表情をゆがめた。それからあわてて顔を背ける。
「ごめん。今の忘れて」
 ドライバーの動揺が伝わってくるかのように、青信号に変わるよりもほんの少しフライング気味に車が走りだした。おまけにアクセルを踏み込みすぎたのか、ルポGTIはブォンとうなりを上げ、私は後頭部をシートにぶつけてしまう。
「せ、先生……! 安全運転でお願いしますよ」
「ご、ごめん」
「それから、ときどきでいいので私の服装についてなにかコメントください」
「……努力します」
「それと、帰ったら書斎の片付けですからね」
「え、み、見たの? や、あれは僕じゃなくて、たぶんあの牛の仕業……」
「いい大人が言い訳しない!」
「ハイッ」
「あと、今年もボーナスたっぷりもらいますからね」
「いやー、それは今後の景気しだいかなあー……」
「そして、今年もよろしくお願いします」
 そう言うと、先生は驚いたように助手席に視線を向けた。その目になんでいまさら? と訊かれる。
「そういえば言い忘れてたなーと思って。……なんですか? 今年はよろしくしてくれないんですか?」
 今度は私がにらみ返すと、先生は苦笑いで答えた。
「とんでもない。こちらからお願いしたいくらいだよ。今年と言わず、来年もその先もよろしくお願いいたします」
「……考えときます」
「いい返事を待ってるよ」
 ――わかってるくせに。

FIN.

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